ワルプルギスの夜

あれから春が過ぎ夏も過ぎようとしている。時間だけが人類にとって唯一平等にそして不当に与えられたものだと思う。僕には自分自身に立ち向かうための覚悟だとか勇気だとか、そういったものが足りなかった。僕はもうこれからもずっとそれから隠れることはできたって逃げ切ることはできないのかもしれないな このまま出口のない迷路で彷徨い続けるのも疲れるし、目の前でハッチが開いて脱出できればいいのに